国内のスパ、スーパー銭湯のサウナ施設で度々見聞きする「ロウリュウ」「アウフグース」「熱波」のイベントサービス。
「呼び方が店によって異なるけど、サービス内容は違うの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
これらはサービス内容的には基本的に全て同じものと考えて問題ありませんが、今回はそれぞれの言葉が厳密にはどのようなことを指しているのかを解説していきたいと思います。
ロウリュウ(ロウリュ)
ロウリュウはサウナ内のサウナストーンに水(アロマ水含む)をかけて蒸気を発生させる行為をロウリュウと言います。
必ずしも人がやるものではなく、よく「オートロウリュウ」などと言われているものに関しては機械で水を自動的に投下させて蒸気を発生させています。
逆に人がやるものに関してのサービスは後述のアウフグースも兼ねたものが多く、ロウリュウ+アウフグースのサービスをまとめて「ロウリュウサービス」と呼ぶ施設が多いです。
アウフグース
アウフグースは上記のロウリュウで発生させた蒸気をタオルや巨大団扇で扇ぐ行為のことを指します。
スパ施設で「アウフグース」と書かれたイベントが実施される場合はロウリュウ~アウフグースが一連の流れで行われるものと認識して問題ありません。
熱波
明確な答えではありませんが、熱波はロウリュウ&アウフグースの日本語版だと思います。
ロウリュウ&アウフグースを日本語で表記するのであれば「熱波」と表記します。
プロレスが分かる人には通じると思いますが、ジャーマンスープレックスホールドを原爆固めと表記するようなイメージです。
プロ野球で表現するのであれば、ホームランを日本語表記すると本塁打と表記するようなものがわかりやすいでしょうか。
「熱波」という言葉自体がサウナーに広く浸透したのは神奈川県横浜市鶴見区のスパ施設である「おふろの国」の熱波師である元大日本プロレスの井上勝正さん(別名:サウナ皇帝)が火付けだと思います。
おふろの国の除夜の熱波、
23時50分より行います!#おふろの国 #除夜の熱波 #パネッパ #横浜 #スーパー銭湯 #サウナ #水風呂 #ロウリュ #熱波 #熱波師 #熱波道 #十周年 #煩悩粉砕108熱波 pic.twitter.com/YXgPEgCtI9— サウナそのもの 井上 勝正~ 至極の熱波道 ~ (@307inoue) 2019年12月31日
サウナ皇帝は一時期本当に様々な地上波キー局のテレビ番組に出演しており、出演の度に「パネッパ!パネッパ!(熱波!熱波!)」と叫び続け、視聴者に強烈なインパクトを与えてくれました(笑)
まとめ
・ロウリュウ(ロウリュ)はサウナストーンに水をかけること
・アウフグースはそれで発生した蒸気を扇ぐこと
・熱波はそれらの日本語表記
施設におけるイベントサービスはどの表記でもイベント内容は基本的に同じです。
ただし、30分おきにオートロウリュウと表記されているものに関しては自動ロウリュウのみでアウフグースはないものが大半です。
お目当てのイベントに参加したい場合は事前にスケジュールをよく調べてから来店しましょう!
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