私は2021年8月にこの時大流行した強烈なコロナウイルス(デルタ株)に感染しました。
感染して1年経過した今は普段の生活に何の支障もありませんが、発症してから2週間程度は死の危険を感じるほどの症状で『これはマジでやばい』と思ったものです。
感染時は食欲不振どころか、水を飲むだけでまるで画鋲を飲み込んでいるような感覚に陥るので、水分すら取りたくなく、丸々一日何も口にしない日もありました。
結果、体重は2週間で7kg減り、コンディションも絶不調でした。
また現在は回復しましたが、代表的な症状である味覚障害は2ヵ月近く続いて、趣味でもあるラーメンを始めとする食を楽しむことができなく長期化するかもしれない不安との闘いなど精神的な辛さも体験しました。
さて、前置きが長くなりましたが、今回の記事はそのような闘病生活の記事ではなく、コロナ回復後の後遺症についての記事となります。
私がこの身を持って体感しているのが【貧血・ヘモグロビンの低下】です。
私生活で貧血を感じることはほぼないのですが、コロナ感染前から定期的に通っている献血の血液データでそれはわかりました。
目次
コロナ後遺症で貧血・ヘモグロビン低下が明らかになりました
コロナは新しい病気ですし、おそらく感染経験者が症状回復後、定期的に血液検査を行っている人がほとんどおらずでデータ的にも不十分で立証ができないのだと思われます。
しかし、私はこの身をもって言えます。
コロナ後遺症と貧血の関係を自身の血液データが表していることを…
早速ですが、私の献血ごとの血液データ(ヘモグロビン値)を見てみましょう。
コロナウイルス感染後の献血から急激に下がっているのがわかると思います。
そしてその後は元の水準に戻る事なく、低い数値で推移し続けています。
ちなみに感染前に一度下がっているのは、直前にトレーニングジムで息が上がるようなハードなトレーニングをした理由があります。
※息が上がるようなハードトレーニングをした場合、ヘモグロビンは下がります。
その後の継続的なヘモグロビン値の低下はコロナ感染以外に特に理由が思い浮かばないため、タイミング的にもどう考えてもコロナウイルスによる影響だと思いました。
※全然調べても出てこないし、誰も言及していないのでコロナが原因とはこの時は思いませんでした。
コロナ回復後、初めての献血で13.0を切る
コロナ感染後初回の献血では初めて「13.0」以下を記録します。
この「13.0」という数値は男性が400mm献血をできるかどうかのラインになります。
この日は成分献血の予約でしたので、献血することはできたのですが、献血時は今まで感じたことのない痛みと強烈なダルさを感じました。
「おそらく病み上がりだから体力的にキツいのかな?」ぐらいに軽く思っていたのですが、そんな軽い問題ではなく間もなく『あなたは貧血です』という宣告をされることになります。
貧血を指摘され、初めて献血を断られる
21年10月末に予約して向かった横浜の献血ルームでは「11.4」と今まで見たことのないヘモグロビン値を記録して、献血を断られるという人生初の経験をします。
「11.4」の数値で献血を断られるのは『あなた貧血ですよ』ということです。
体力面に自信があっただけでなく、献血は私のライフワークにもなっていたものですから、この宣告には正直ショックで大変落ち込みました。
献血は男性の場合、400mm献血は「13.0」、成分献血は「12.0」以上が必要です。(2022年時点)
この時、私が記録した11台という数字は成分献血すらできなく、このままでは献血自体ができなくなってしまうという意味です。
この日以来、私は食事で鉄分を意識したり、毎日サプリメントを摂取してヘモグロビン値を整えています。
食事とサプリメントで改善を試みる
献血を断られてしまってからは意識的にレバーなど鉄分の多い食事を取り始め、サプリメントの服用も始めました。
しかし、食事やサプリメントも一時的な引き上げにすぎず、以前のような水準に戻る気配は全くなく根本的な解決には至ってないため、これからも貧血と付き合っていかなきゃいけないのかなと思っています。
献血自体はヘモグロビン「12.0」は超えるようになったので成分献血は行えるようになったのですが、慢性的に不足している400mmの基準である「13.0」は滅多に超えることはなくなってしまい、この事象が全国的に広がると血液不足に拍車がかかる危険性があるなと思いました。
また、私自身直近の血液検査でも成分献血ラインの「12.0」以下の11台を連続して記録しており、成分献血すら断られてしまっていることから、食事改善・サプリメントを服用すれば成分献血は大丈夫と楽観することもできず、何とも言えない状況で日々の生活を送っています。
献血者減少による血液不足のリスク
コロナと貧血の因果関係が明らかになりました。
おそらくですが、この結果からこれだけコロナが流行しますと、感染拡大が起きた2020年以降の献血時の血液検査で「13.0」,「12.0」を切った人の割合が増していることが推測されます。
コロナ以前から献血者は年々減少しており、血液不足が囁かれていますが、コロナ後遺症による貧血傾向を考えるとコロナが長引けば長引くほど更に血液不足の幅が広がる二次被害的な問題があると思っています。
今まで救えた命の救えなくなるのです。
そういう意味でもコロナは怖いなと改めて思います。
コロナは大したことないと楽観視する人達が一定数いますが、こうした二次被害的な観点からも考えて行動する必要があるなと改めて思いました。
コロナと貧血の因果関係のまとめ
今まで書いたコロナウイルスの後遺症の貧血・ヘモグロビンの因果関係についてのまとめを下記に記します。
●コロナ後遺症として貧血がある
※症状が出ない人もいるが、私自身は影響が出ており、データでもそれが立証できている。
●食事やサプリメントで一時的に改善することはできる
●コロナが長期化すると血液不足に拍車がかかる可能性がある
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