ワードプレスのテーマであるCocoonを使用してGoogle広告のアドセンスを導入するとページ表示速度が低下してしまいます。
アドセンスを導入すると表示速度が下がるというのは、Cocoon側でも注意書きとして書かれている事項なので避けては通れない問題です。
この問題について解決策はないかといろいろ模索したのですが、結論から言うと「ページ表示速度スコアの改善を諦めたよ」という話です。
アドセンスを貼った上でスコアを改善したいという人がこの記事に辿り着いた場合は何の役にも立たないかもしれませんが、現時点で自分はアドセンスを貼るのであればスコアについては諦めるという選択肢が良いのではないかと思うのです。
目次
ページ表示速度が早ければSEO効果が高い
ページ表示速度が早い(スコアが高い)方がSEO効果が高い(検索順位が高い)というのはGoogle側のスピードアップデートの際の声明より明らかになっています。
ここでいうページ表示速度とは、「PageSpeed Insights」で計測したスコアのことを指します。
このような発表がされている以上、できる限りのページ表示速度は維持しておきたいというのがブログ・サイト主の意向です。
Google側の導入開始のアナウンス
The Speed Update, which enables page speed in mobile search ranking????, is now rolling out for all users!
More details on Webmaster Central ???? https://t.co/fF40GJZik0
— Google Webmasters (@googlewmc) July 9, 2018
ページ表示速度のSEO影響
①モバイル(スマホ)での検索時に影響
②速度が遅いページでも良質なコンテンツであれば上位表示される
③ページ表示速度による順位の影響は(現時点では)限定的
ページ表示速度が離脱に繋がるのは確か
スピードアップデートの概要通り順位への影響は限定的で、実際に自分のブログや他の人が書いたブログの今現在の表示順位を見る限りそこまでページ表示速度が検索表示順位に影響しているわけではないという判断ができそうです。
ですが、表示順位には影響はないが、表示速度が遅ければそれだけブログ訪問者にストレスを与えることになるので離脱を誘発するということは事実として十分あり得るのではないかと思います。
だから検索順位に影響することがなくてもできるだけページ表示速度は高いスコアを保っておきたいのです。
アドセンスをやめればスコアは改善するが…
端的に言うと、Cocoonのテーマを使用してワードプレスにてブログ・サイトを運営している場合は、アドセンスを外せばその時点で表示速度スコアは改善します。
ですが、アドセンスを外すという選択肢が自分の中ではありませんでした。
今やアドセンスは当ブログの貴重な収益源になりつつあります。
金儲けというレベルまではいかなくとも、月々や年間の運営コストの固定費になっているサーバー使用料とドメイン使用料くらいはアドセンスで稼いでおきたいところです。
アドセンスを外せば当然今までアドセンス経由で発生していた広告収入がゼロになるわけですから、コストだけがかかってしまいブログを書くだけで赤字が積み重なっていくという本末転倒な状況になってしまうのです。
そういう意味でもアドセンスを外して、ページ表示速度に優位性を振るという考えはできませんでした。
自社製品を扱うWEBはページ表示速度に振るのも有りだと思う
自社製品や自社スクールなど、自ら商品を扱っている(自社の商品で収益が発生する)WEBやブログの場合はアドセンスを外してページ表示速度に振り切るという判断も良いと思います。
むしろ、アドセンスがある事で離脱に繋がる危険性もありますし、そういう意味でもこの判断は有りだと思います。
ただ、やはりいち個人がアドセンスを捨てて速度に振り切る判断をするのはなかなか難しいものがあります。
自動広告がスコア低下をより顕著にする
※自動広告を入れるとかなり厳しいページ表示速度になってしまう…
今回、私がスコアをまた気にし始めたのはGoogleアドセンスの機能である「自動広告」を導入してからのことです。
同じアドセンスでも自動広告とそうでないかでは、ページ表示速度がまた大きく変わってきます。
元々、自動広告は導入してなかったのですが、アドセンス管理画面からの度重なる提案・指示により導入を決めました。
自動広告をやめる選択肢はない
自動広告をやめれば若干はページ表示速度が改善されるので「自動広告をやめればいいじゃん」って思うかもしれませんが、自分にその選択肢はありませんでした。
実際にいろいろ他所のブログの事例などを調べてみたところ自動広告の収益性はイマイチで、手動広告の方が収益性も高くて速度改善も計れるという事例も見つかりましたが、これについてはその方を否定するわけではないのですがやはり自動広告に軍配が上がると思っているんです。
理由としては、天下のGoogleが自動広告の方がいいと言っているんだから、やっぱりそっちの方がいいよな~っていう単純な理由です。
自分のブログや他所のブログの僅かなインプレッションをピンポイントで語ったところで、Google側が扱う無数のビッグデータに基づいた統計的な結果には勝てないし、Google側の提案がスタンダードだと考えるのが賢いかなという自身の判断からです。
もちろん、この考え方に異論があるブログ運営主はいるでしょうが、実際に私はそう判断して私のブログにはGoogleの提案を導入しているよというだけことです。
実際私のブログを例にすると自動広告導入後の方が収益率は良いです。
これもピンポイントな事例ですけどね。
だから自動広告はやめられないんです。
Googleの提案と指摘が矛盾を起こす結果になっている
前述の通りそもそもアドセンスの自動広告の導入はGoogle側からの提案で導入しました。
しかしその提案を呑むことでGoogle側のページ表示速度を検索順位の指標のひとつにするよという表示速度改善の指摘が実現できなくなってしまいます。
この矛盾は何というか非常に納得がいかずに後味の悪い変な現象になっています。
だって…やれって言われてやったら、同じ会社からそうじゃないって指摘が来るんですよ?
やっぱりなんだかこれはおかしな事ですよ?
この妙に納得のいかない後味の悪さが「敢えて対策をしない」という方向性にシフトするきっかけになりました。
自然検索流入が減ってきたら対策を考える
正直なところ、上記でも書いた矛盾は結構むちゃくちゃです。
この矛盾が解消されない限りは、ページ表示速度により検索順位が大きく変動することはないのではないかなと勝手に思っています。
これについては根拠はないですが、やっぱり「だってそんな変な事ある?(笑)」っていう違和感から感じるものです。
できるのかどうかわかりませんが、今後自動広告導入の場合に負荷が減る可能性などそうした対応を期待したいと思います。
これ以上の対策は時間の無駄と判断
ページ表示速度改善にはこの記事を書くまでに結構時間をかけていろいろやってきましたが、これだという対応策は見つかりませんでした。
※出る時は自然と40台のスコアは出るし、まぁこれでいいでしょうという判断をしました
何かをやってスコアが改善しても、時間やタイミングによってはまた低下したりでそもそも本当に対応策が効いているかどうかの判断すらままなりません。
実際に40くらい出ていれば普通のWEB閲覧にそこまで問題はあるとは思いませんし、これ以上時間をかけて表示速度対策するよりもサイト内構造のカテゴリ分類や質の高いコンテンツ(記事)の作成に時間を振った方が賢いのではないかという判断をしました。
私は(今は)この自分の判断を信じて、ブログ更新を続けます!
まとめ
・ただし自動広告は貴重な収益
・Googleの自動広告の推奨と速度重視の提案は矛盾している
・この矛盾が解消されないと大きな順位変動はないのではないかいう推測
これらのことを踏まえて、アドセンスの自動広告を入れた場合は速度改善を諦めた方がいいかなという結論に達しました。
実際に自動広告を導入してから収益は増えてますし、アクセス減したというマイナス面での影響は当ブログにおいては今のところありません。
まあ考えられるマイナス面の可能性としては検索順位の影響はないですが、自分の知らないところでの離脱率の増加という可能性はあります。
それはまた違う機会に深く探ってみようと思っています。
でもまあ深く考えても仕方ありません。
もし同じような悩みを抱えている人が当記事に辿り着いたのであれば、いろいろ試行錯誤したけどイマイチ解決策が浮かばなく結果的に諦めたけどうまくいっている人がいるということを知っていただき今後のブログ更新の活力に繋げていただけたらと思います。
「良質なコンテンツ≧ページ表示速度」の理論を信じて、コンテンツの作成に注力することにしました!
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